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品種図鑑 サティバ Type I (THC 優位)

Jack Herer — 大麻活動家の名を冠した古典的サティバ

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品種データシート

系統
サティバ
化学型
Type I (THC 優位)
THC
18-24%
CBD
<0.3%
由来
オランダ (1990 年代)
成立年
1995
親系統
Northern Lights × Shiva Skunk × Haze
主要テルペン
#terpinolene#pinene#caryophyllene
風味
松・パインスパイス木の質感
効果傾向
覚醒多幸感集中創造性

Jack Herer(ジャック・ヘラー)は、1990 年代にオランダ Sensi Seeds が育種した古典的サティバ寄りハイブリッド。米国の伝説的な大麻活動家・著述家ジャック・ヘラー(1939-2010) の名を冠し、覚醒的・思考刺激的な傾向と栽培しやすさで広く愛される現代の名作品種。

ひとことで言うと

大麻活動家の名を冠した古典品種。日中向けの覚醒寄りで、創造性や仕事中の集中を語る文脈で頻繁に登場する「思考が活発になる系」の代表格。

概要

Jack Herer は High Times Cannabis Cup を複数回受賞 した古典品種で、オランダのコーヒーショップ文化を象徴する一本として知られる。1995 年頃に Sensi Seeds が安定化させ、オランダの一部の州ではこの品種が 国家大麻政策の対象として認可・規制 された経緯もあるとされる。

特徴:

  • サティバ表現が強い: 高く伸び、開花期も長め
  • 複雑な香り: 松・スパイス・花・木質的な深みが組み合わさる
  • 遺伝的背景の豊かさ: Northern Lights × Shiva Skunk × Haze で安定した育種

形態と特徴

  • 樹高: 高(150-200 cm、サティバ寄り)
  • 開花期: 8-10 週間
  • 収量: 中〜高
  • 耐病性: 強い(Northern Lights 由来)
  • 見た目: 細長い蕾、明るい緑、橙色のピスティル、密なトライコーム被覆

化学組成

カンナビノイド

  • Δ9-THC: 18-24%
  • CBD: 0.3% 未満

主要テルペン

  • テルピノレン(terpinolene): 花・松的な複雑な香りを作る、Jack Herer の特徴
  • α-ピネン(pinene): 松・針葉樹的清涼感
  • β-カリオフィレン(caryophyllene): スパイシー

テルピノレンが第一テルペンであることが Jack Herer の 独特の香りプロファイル の鍵とされる。

効果プロファイル(報告されている傾向)

サティバ寄りハイブリッドとして、以下の効果が報告されている:

  • 覚醒・思考の流動性(朝・日中の使用に向くとされる)
  • 創造性の促進(芸術家・ライターに好まれる傾向)
  • 多幸感・気分の高揚
  • 集中力の向上

医療文脈で取り上げられる症状:

  • うつ症状・気分の落ち込み
  • 慢性疲労・ADD/ADHD 症状(観察報告レベル)
  • ストレス管理

これらは Δ9-THC の薬理作用とテルピノレン主体のテルペン構成 に由来する。

副作用(報告されているもの)

  • 口渇・眼の乾燥
  • 不安・パラノイア(高用量・既往のある人で)
  • 短期記憶への影響

Jack Herer 本人について

Jack Herer(1939-2010)は米国の大麻活動家・著述家で、1985 年の著書『The Emperor Wears No Clothes』(邦題『大麻草解放』など)で、産業用大麻(ヘンプ)の歴史的・経済的・環境的価値 を多数の歴史資料を引用して訴えた。同書は米国の合法化運動の知的基盤として広く参照され、「Hemperor (ヘンペラー)」 の異名で呼ばれた。彼の活動は現代の合法化運動・産業ヘンプ復興運動の重要な源流のひとつとされる。

Jack Herer 品種は、彼が Sensi Seeds に許可を与えて命名されたとされ、活動家の遺産を植物として継承する という象徴性を持つ。

派生・関連品種

  • Super Lemon Haze: Jack Herer 系の表現型からの派生
  • Jack the Ripper: Jack Herer ベース、Subcool’s TGA Genetics 育種
  • Pineapple Jack: Jack Herer × Pineapple

日本国内における規制

日本国内では大麻草・大麻製品の 所持・使用・栽培・輸出入は大麻取締法および関連法令により規制 されている。Jack Herer は嗜好用合法地域(オランダ、米国の合法州など)で流通する品種であり、本記事は文化的・植物学的な解説を目的としている。日本では大麻取締法のもとで所持・使用は違法であり、本記事は特定の使用を推奨するものではない。

出典

出典 — Sources

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