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品種図鑑 サティバ Type I (THC 優位)

Maui Wowie — ハワイ産トロピカル・サティバ

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品種データシート

系統
サティバ
化学型
Type I (THC 優位)
THC
15-20%
CBD
<0.3%
由来
米国ハワイ州マウイ島 (ハワイアン・ランドレース)
主要テルペン
#limonene#pinene#caryophyllene
風味
パイナップル柑橘・グレープフルーツトロピカルフルーツ
効果傾向
覚醒多幸感創造性リラックス

Maui Wowie(マウイ・ワウイー)は、米国ハワイ州マウイ島 で 1960 年代から自生・小規模栽培されてきたトロピカル系サティバの在来品種。パイナップル様の甘い香り と爽快な覚醒感で知られ、米国本土に伝わって現代多くのサティバ品種の遺伝的なご先祖筋となった。

ひとことで言うと

ハワイ産の トロピカル・パイナップル系 古典サティバ。ビーチや夏の日中をイメージさせる、爽やかな印象で語られる、ホリデー気分の代表品種。

概要

Maui Wowie は ハワイ諸島の火山性土壌・熱帯気候 に何世代も適応して定着した品種。マウイ島の起伏のある地形と豊かな日照、海風の影響が独特の香り・効果プロファイルを生んだとされる。

特徴:

  • トロピカルフルーツ系の香り(パイナップル・柑橘・花)
  • 明るく軽快な覚醒効果(俗に “day-time strain” と分類される)
  • 長身のサティバ表現(屋外栽培で 3 m 前後)
  • 熱帯気候・火山性土壌への適応

1970-80 年代に米国本土の西海岸サーフ・スケート文化と結びつき、その後の トロピカル系サティバ・ハイブリッド(Pineapple Express、Hawaiian Snow など)の遺伝的源流となった。

形態と特徴

  • 樹高: 高(屋内 150-180 cm、屋外で 200-300 cm)
  • 開花期: 9-11 週間
  • 収量: 中〜高(熱帯条件下で本領発揮)
  • 耐病性: 高湿度・熱に強い、寒冷地には弱い
  • 見た目: 細長い蕾、明るい黄緑、橙色のピスティル、密なトライコーム

化学組成

カンナビノイド

  • Δ9-THC: 15-20%
  • CBD: 0.3% 未満

主要テルペン

  • リモネン(limonene): 柑橘・グレープフルーツ的明るさの中核
  • α-ピネン(pinene): 松・清涼感
  • β-カリオフィレン(caryophyllene): スパイシー

パイナップル・柑橘・花・トロピカルフルーツ」という独特の甘く明るい香りプロファイル。サティバ系のなかでも香りの記憶に残りやすい品種とされる。

効果プロファイル(報告されている傾向)

  • 覚醒・気分の明るさ(俗に “happy high” と表現される)
  • 創造性の促進
  • 多幸感
  • 適度なリラックス感(他のサティバより穏やかとされる)
  • 社交性の向上(ユーザーレポート)

医療文脈で観察研究レベルで取り上げられる症状:

  • うつ症状・気分の落ち込み
  • 慢性疲労
  • ストレス

これらは Δ9-THC とリモネン主体のテルペン構成 の組み合わせとされる。大規模臨床試験での確立された治療効能はない

副作用(報告されているもの)

  • 口渇・眼の乾燥
  • 不安(高用量・既往のある人で)
  • 短期記憶への影響

派生品種

Maui Wowie を親または祖先に持つ品種:

  • Pineapple Express: Trainwreck × Hawaiian/Maui Wowie 系統
  • Hawaiian Snow: Hawaiian × Haze 系統
  • Tropical Mango: Maui Wowie 系統の表現型
  • Sunset Sherbet の遺伝子の一部にも Maui Wowie 系の影響が指摘される

ハワイアン・トロピカル」系統として現代北米市場でアイコン的位置を占める。

文化的意義

Maui Wowie は ハワイ文化・米国西海岸サーフ文化 と結びついた品種:

  • 1970 年代以降のサーフ・スケート文化で象徴的存在
  • ハリウッド映画(特にコメディジャンル)で取り上げられた
  • 「南国の楽園系」サティバの代名詞として現代でも参照される

日本国内における規制

日本国内では大麻草・大麻製品の 所持・使用・栽培・輸出入は大麻取締法および関連法令により規制 されている。Maui Wowie は嗜好用合法地域で流通する品種であり、本記事は文化的・植物学的・歴史的な解説を目的としている。日本では大麻取締法のもとで所持・使用は違法であり、本記事は特定の使用を推奨するものではない。

出典 — Sources

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