品種図鑑 — ハイブリッド — Type I (THC 優位)
Pineapple Express — トロピカル系サティバ寄りハイブリッドの代表
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品種図鑑 — ハイブリッド — Type I (THC 優位)
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品種データシート
Pineapple Express(パイナップル・エクスプレス)は、南国フルーツを思わせる甘い香り と日中向けの明るい気分傾向で知られる、海外で人気の大麻品種(カルチバー)。2008 年公開の同名コメディ映画(セス・ローゲン主演)で名前が世界的に有名になった経緯を持つ、現代の代表的「ハイプ品種」の 1 つ。
パイナップル・柑橘・松が混ざったような トロピカルで爽やかな香り が立つ、日中も使いやすい印象 の品種。映画でも有名になり「とりあえず聞いたことがある名前」として広く認知されている。
Pineapple Express は 品種そのものよりも名前(映画タイトル)が先に世界化 した珍しい事例。映画公開後、各種苗会社・販売店が「Pineapple Express」を冠した複数の表現型・派生品種を流通させ、現代では 広義の「パイナップル系」品種ファミリー を形成している。
特徴:
「パイナップル・トロピカル・柑橘・松」という鮮明で記憶に残るプロファイル。
サティバ寄りハイブリッドとして、以下の効果がユーザーレポートで頻繁に報告されている:
医療文脈で観察研究レベルで取り上げられる症状:
これらは品種固有の薬理ではなく、Δ9-THC の薬理作用とテルペン構成の組み合わせ に由来するとされる。大規模臨床試験での確立された治療効能はない。
セス・ローゲン(Seth Rogen)と ジェームズ・フランコ(James Franco)主演のコメディ映画(デヴィッド・ゴードン・グリーン監督)。劇中で「Pineapple Express」は 「これまでに無いほど強力な希少品種」 として描かれ、追跡劇のキー・アイテムになる。この映画が 品種名の世界的認知 を一気に押し上げた。
映画公開時、Pineapple Express は実在の品種としてはまだ知名度が低く、映画のヒットを受けて多くの種苗会社・販売店が「Pineapple Express」名で販売 を始めた経緯がある。そのため、現代流通する「Pineapple Express」は単一の遺伝的系統ではなく、複数の表現型・派生品種を含む という見方が品種研究者の間で示されてきた。
「パイナップル系」「トロピカル系」ハイブリッドのアイコンとして、現代北米市場の定番品種の一つ。
日本国内では大麻草・大麻製品の 所持・使用・栽培・輸出入は大麻取締法および関連法令により規制 されている。Pineapple Express は嗜好用合法地域で流通する品種であり、本記事は文化的・植物学的な解説を目的としている。日本では大麻取締法のもとで所持・使用は違法であり、本記事は特定の使用を推奨するものではない。
出典 — Sources
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